銀河の逃避行

今、万感の思いを乗せて汽車が行く

2020-02-01から1ヶ月間の記事一覧

アメリカの名ドラマー、ハル・ブレインが日本歌謡界に残した珠玉の二曲。

新型肺炎のニュースやオイル・ショックばりの買い占め運動に気が滅入るが、こういう気が焦る時にこそ無価値なもの、無駄なものに触れる時間を作るのは大事だ。 文化活動をして、心の平静を取り戻そう。 「音楽に価値なんてない」とアメリカの有名なフォーク…

ステージ101が培養したロッケンローラーな作曲家、芹澤廣明。

芹澤廣明という作曲家で、一番有名な曲はこれだろうか。 タッチ 岩崎良美 言わずと知れたアニメ「タッチ」の主題歌であり、岩崎良美の代表曲でもある。オールドなロックンロールのスタイルに、作詞家の康珍化(カン・チンファ)による「星屑ロンリネス」とい…

思わずうっとり…!セリフ入り歌謡曲の深遠なる世界。

曲中にセリフが入る曲というのは、歌謡曲の世界では珍しくない。 パッと思いつくだけでも、 演歌だと美空ひばりの「リンゴ追分」、島倉千代子の「東京だョおっ母さん」などが有名か。映画の主題歌だと渥美清「男はつらいよ」。ポップスでは、加山雄三の「君…

クラッシックをモチーフにした歌謡曲!ベートーベン、グリーク、リスト、ショパンにハチャトリアン。

100年単位の時間を経て、尚聴かれている曲、というのも考えたらすごいものだ。クラシック(古典)、というジャンルの総称もいい加減で大雑把すぎるネーミングだけど、この分野に全然明るくなくて、現在のクラッシック音楽の最先端てどうなっているのだろ…

エレベーター奏法!縦横無尽に指板の上を行き来するベーシスト寺川正興のゴールドフィンガー。

バンドにおけるベーシストの役割はものすごく大きいのだが、音楽にあまり触れてない人にはなかなか伝わりづらい。気づかないのだ、知らず知らずベースの音に腰を振らされていることを。 ベースを鑑賞できるようになると、音楽の世界はぐっと広がる。 世界を…

作曲家、加瀬邦彦!多様で冒険心溢れる加瀬邦彦の作品を鑑賞する。

加瀬邦彦はGS出身の作曲家。人気バンド、ザ・ワイルド・ワンズに在籍しながら、「想い出の渚」をはじめとして「愛するアニタ」、「青空のある限り」などのヒット曲を作曲した。 ザ・ワイルド・ワンズというバンド名は加山雄三が名付けた。「野生児」という意…

やったね!春だね!!胸キュンな昭和女性アイドル春ソングの宴。

昭和アイドルの曲で一番扱われる季節は、おそらく夏であろう。アイドルと夏の取り合わせは、梅に鶯、竹に雀、サンシャインにアシュラマンくらいのベストタッグである。 女性アイドルだけでも、松田聖子「夏の扉」、キャンディーズ「暑中お見舞い申し上げます…

虚実の判らないエピソードと嘘八百でクスッと笑わせる、高木壮太著「新 荒唐無稽音楽事典」。

高木壮太著「新荒唐無稽音楽事典」。 音楽にまつわるエピソードやトリビアが事典の体裁で記載されているのだが、いくら音楽が好きでも、真面目すぎる人は買うのを控えた方がいいかもしれない。書かれている情報は虚実ないまぜであり、一部ふざけていたりする…

ポール・アンカとニール・セダカ、アメリカンポップスの2大アイコンが日本人に提供した曲。

ポール・アンカといえば、「ダイアナ」、50年代の大ヒット曲だ。 この曲はいきなりビルボードの初登場1位に輝く。ポール・アンカ自身のペンによる曲で、シンガーソングライターのはしりとも言えるかもしれない。50年代アメリカそのもの、みたいな曲。 h…

漫画「風雲児たち」を読めば、江戸時代が楽しくわかるようになる!

私がまだ花も恥じらう高校生だった時、この漫画に出会った。私の父が、どこから情報を仕入れたのかは分からないが、漫画「風雲児たち」の1〜3巻を買って来た。父は感想を特に言わなかったが、私は父が読み終えた後に読んでみた。 みなもと太郎/風雲児たち …

台湾から帰国して食べたもの。アンコ椿はKFC。

5日目。 4時起きで台北を5時発、1時間もかからず空港へ。 はるか空の上で、頭の中は帰ったら最初に何を食うべきか、という問題でいっぱいだ。第一候補はケンタッキー・フライドチキンの和風カツサンドとポテト、そしてビールの組み合わせだ。 第二候補は家…

九份、呼んでいるのはカオナシかゲンセンカン主人か。

九份へ。 まず腹ごしらえ。海老を紹興酒で蒸す料理が出てきた。 専用の四角い蒸し器で蒸すのだが、テーブルの上、目の前でやってくれる。予めアツアツに焼かれた石が箱の底に入っており、エビ入れて、紹興酒入れて、すぐさま蓋を閉める。 蓋の間から漏れる蒸…

奇観!太魯閣、節度なし!八角、お宝画像!故宮博物館。

台湾4日目。 花蓮のホテルがグレードが高かった。浴槽とは別にエロシャワー室もついてたし。 嬉しかったのは朝食バイキングの料理が保温器で温められていたこと。これは大きい。パン食。今日も冒険なし。 恋する花蓮を出発。 太魯閣へ。ここはすごかった。大…

釈迦頭と山本頭。アミ族の舞踊ショウ。

台湾3日目、後半戦。 台東郷土料理屋で昼食。口に合うものと合わないものを見た目で判別するのが難しい。せめて料理名が分かると嬉しいが。 例えば、これ(写真手前)なんかとても可愛らしくて無害そうな料理だが、 私は「匂いの癖が強すぎるシナチク」、父…

台湾のマスク事情と映画パラサイトな格差社会。

台湾3日目。 今日の天気は、霧。ぐっすり眠った。 ツアー客の中に若いチピチピ天国な女の子5人組がいる。若い女子グループのすることといえば、みんな揃ってジャンプして、シャッターを切るアレだ。 ダチョウ倶楽部のネタで、上島が床を勢いよく、どん、と…

健康サイケ彩虹眷村v.s.台中ランタンフェス。

台湾2日目。ホテルでの脱糞に緊張する。何故なら、台湾ではペーパーは流すことはできず、備え付けのゴミ箱に捨てる仕組みだからだ。これは抵抗ある。日本から1ロールくらいペーパー持ってくりゃ良かった。 勇気を持ってだっふんだをした後、ホテルのバイキ…

桃園を徘徊、台湾のJB、あるいはマイケル・ジャクソン。

台湾一周旅行1日目。日本の外に出るのは本当に久しぶり。親とは現地で合流するので、それまでは一人旅。いい大人が緊張している。 飛行機はエバー航空。サンリオがキャラクターとして大々的にフィーチャーされていて、個人的にはファンシー好きなので嬉しい…

台湾旅行の気分を盛り上げるために、日本で活躍した台湾出身の歌手を聴く。

台湾旅行が目前に迫っているので、マダム楊のインスタントラーメンをすすりながら、アジアの大砲こと呂明賜のバッティングを真似しつつ、台湾出身の歌手ばかり鑑賞して気分を盛り上げている。 ジュディ・オングは、「8歳の時に台北市に1年いただけで殆ど日…

腰を突くグルーヴ!遅れてきた歌謡ブラス・ロックGS、シルクロード。

グループサウンズブームが衰退していく1969年夏、管楽器を導入して活路を見出そうとした、いわゆる「遅れてきたGS」バンドの一つ、シルクロード。”GSからBS(ブラス・サウンド)へ”というキャッチフレーズで売り出された。 日本でのブラス・ロックの走り…

初めての台湾旅行、親孝行プレイと旅の支度。そしてテレサ・テン。

老境入りした親が、「もういい歳だから、最後に海外旅行に行こう」と言い出したことがきっかけで、台湾一周旅行のツアーに申し込んだのが半年前。 みうらじゅんが提唱する「親孝行プレイ」を遂行するべき時が来たのだ。万全の準備を整えてプレイに挑まなけれ…

凄い人達が集まって南太平洋に旅行したら凄い曲が生まれた話。プロデューサー酒井政利。

音楽プロデューサーといえば酒井政利という名前が真っ先に浮かぶ人も多いかと思う。日本コロムビアからCBSソニーへと渡り歩き、島倉千代子やこまどり姉妹、フォーリーブス、カルメン・マキ、郷ひろみ、南沙織、山口百恵など数々の歌手をヒットへと導いた。青…

昭和生まれの体の成分の数%は、数原晋のトランペットでできている。

数原晋(かずはらしん)は日本のトランペッターで、スタジオミュージシャンである。 ブログのタイトル「昭和生まれの体の成分の数%は、数原晋のトランペットでできている」というのは、あながち間違いではないと思う。彼が参加した録音をずらっと並べてみれ…

TVで耳馴染んでいた音で、後からオリジナルの曲がわかった時の快感…!

TVで流れて耳に馴染んでいた曲や効果音が、後から「ああ、これだったんだ!」と分かる時、とても気持ちいい。小さい頃バカ殿を見ていて、高校生くらいにザ・ビートルズを聴き、オープニングの曲がホワイトアルバム収録の「birthday」だとわかった時の衝撃た…