銀河の逃避行

今、万感の思いを乗せて汽車が行く

初めての台湾旅行、親孝行プレイと旅の支度。そしてテレサ・テン。

老境入りした親が、「もういい歳だから、最後に海外旅行に行こう」と言い出したことがきっかけで、台湾一周旅行のツアーに申し込んだのが半年前。

 

みうらじゅんが提唱する「親孝行プレイ」を遂行するべき時が来たのだ。万全の準備を整えてプレイに挑まなければならない。

 

細かい性格なので、必要になりそうなものは半年の間に足繁くお店に行って(主に無印良品で)コツコツと揃えていった。ネットで情報収集をして、台湾ではこれがないと困る的なやつの知識も得た。おそらく抜かりはないだろう。

 

旅行が目前に迫ったので、持っていくものを全部一箇所に揃えてみた。キャリーバッグに収まるかどうか知っておかなくてはならない。お土産を詰め込むのにどれだけの容量が割けるかも把握するべきだ。

 

 

コロナウイルスは台湾に侵入するのをほぼ食い止められているようだ。台湾えらい。でも街ゆく人はみんなマスクをしているらしい。マスクをしていないと入場拒否される施設もあるとか。なので、マスクは必需品だ。備蓄しといてよかった。親の分も持っていってやろう。デキる子を演じなければならない。

 

携帯手ピカジェル的なやつは街の薬局から売り切れて消えてしまっていたので、キッチン用のアルコール消毒のボトルから無印で買ったチャイチーなスプレーボトルに移して持っていくことにした。液体は飛行機に持ち込める量が限られているので、こういう移し替え作業が必要だ。

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同じ理由で除菌シートも姿を消していた。しょうがないので、ペット用に買っていたウェットシートを持っていく。ノンアルコールタイプだが、先ほどのアルコールを噴霧して使えば、立派に消毒できるであろう。

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ワイファイは手配済みだ。台湾データが安くて使い勝手が良いとのことなので事前予約。旅行の1〜2日前に自宅に届くようにしてある。

モバイルバッテリーはもちろん必須。コンセントは日本と同じなので変換は必要ない。

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衣類はきちんと整理して収納したい。シャレオツなネーエの旅行用パッキングを手に入れている。Lサイズのパックには上着を、Mサイズにはツンパや靴下を収納する。綺麗に収まると気分が良いではないか。

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衣類圧縮袋は2つ持っていく。ニトリで購入。多分親は圧縮袋まで気が回っていないだろう。困っていたらこれ見よがしに差し出してやるとする。親孝行のハートが疼く。

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日本の適温に保たれた優しげな風とは違って、向こうは空調の調節が大雑把らしい。ユニクロで買った超軽量のウインドブレーカーを持っていく。

 

台湾のホテルには寝間着が用意されていないらしい。あんまりかさばるのも嫌なので、1着だけ持っていく。夜着るだけだからいいだろう。無印の綿のパジャマは痒くならない。伸縮性がないので寝返りの時に背中が突っ張るのが弱点だが、痒くなるよりはいい。

歯ブラシも置いてないので、携行する。整容グッズを入れるポーチも購入済みだ。自立する、というのが売りのポーチだが、そんなにすごいことなのだろうか。ポーチを普段持たないのでわからない。自立するしゃもじを買った時は興奮したけど。

電動ひげそりはフル充電しておかねば。

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私の胃腸はほとんど日本国外に出たことがないので、台湾の旨いけど脂っこい食事にネを上げてしくしく言い出すかもしれない。胃腸薬は必需品だ。ワセリンは保湿や止血、寝癖直しなどいろいろ応用が利く。私はソークーが固かった時などに肛門が切れるのでこいつがあれば心強い。粘膜への塗布OKである。頭痛持ちの人はロキソニンも備えておきたい。かゆみにはオイラックス。これはいらんかな。向こうにはタイガーバームが売ってるし。

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メモ帳は迷ったけど無地のものを買った。絵日記つけてみたいな、と思って。ペンは使い慣れたJET STREAM。老いてシワの増えた父親の似顔でも描いてみようかしら。台湾一周なので、移動時間はかなり長いから、暇つぶしにいいかもしれない。

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パスポートは肌身はなさず持つように、と旅行会社からのお達しが。ポッケがたくさんついたパスポートケースが無印に売っていたので購入。同じく無印で買った、イカしたブルーの財布は現地の金を入れる用。タピオカや大根もちなどちょっとした買い物の時にこれを出す。本命の財布は大事にカバンの奥の方にしまっておかなければ。盗難にでもあってこれ以上貧困をこじらすわけにはいかない。

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カバンは、盗難防止のために体の前に本体が来るものが良い、とのことで肩に斜めにかけるタイプが推奨されていた。リュックは知らない間に開けられて中身をとられるかもしれない、とのこと。なので無印で探したが、小さいものしかなかった。果たしてこれに収まるかな。

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買い物をした時のために、エコバッグを持っていくと良いとのこと。普段から使っているものを持っていく。私はモラリストなので当然エコバッグの2つや3つは持っている。

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台湾のことを何も知らない、と嘆いていたら、父親が司馬遼太郎街道をゆく40を勧めてくれた。まだ数ページしか読めていない。旅行と同時進行で読み進めていくとしよう。

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キャリーバッグは63リットルのものを買った。これも無印。目安が書いてあり、4泊5日ならこの容量でいいらしい。結構大きくて、買った後持ち帰る時にバスで座席と座席の間に収まらず、私は2人掛けに座って、キャリーは通路に。転がっていかないようにずっと手で支えておかねばならず、難儀した。そして、後から取手の陰にストッパーがあるのを発見した。

 

他の人と見分けがつくように、ステッカーを貼っておく。空港での荷物の取り違えとか、産婦人科での赤子の取り違え並みによく聞く話だ。

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さて、果たしてキャリーバッグには綺麗に収納できた。でも空きスペースはあんまりない。お土産の運搬はいつも頭の痛い問題だ。お土産リストから何人かの顔が消えた。不義理を働くが、仕方ない。

そして、後からチャックで閉められた空きスペースを発見した。半分しかポテンシャルが発揮できてなかった。充分お土産が入るではないか。これに気付かない私もどうかしてる。

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肩掛けカバンはやはり容量不足。ぱんぱんだ。文庫本、モバイルバッテリー、パスポートケース、メモ帳、スマホ、財布、ハンケチ、ウェットティッシュ、アルコールスプレー、タバコ、エコバッグ、ウインドブレーカー(専用の袋に入れてカバンの紐にくくりつけた)、これに加えてWi-Fiも入れなければならない。どうやら失敗したな。

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親孝行プレイでスマートなところを見せて、これで心置きなく…の心境に持ち込まないといけない(早く死んでほしいわけでは決してない)というミッション、かばんが小さい為に「やっぱりこの子は出来が悪い…」とがっかりさせる可能性も出てきた。危険だ。

 

残りわずかな日数、ぴったりのかばんを見つけに行くか、軽量化を図るか。新たな難題をクリアしなければならない。

 

親孝行とは関係ないが、レコード屋さんに寄れれば寄りたいと思っている。ツアーだからあまり自由な時間は取れないかもしれない。もし行けたら下調べなしでジャケ買いしてみたい。サイケなジャケとか探したら、いい曲が見つかりそう。↓こんなレコードがあったら最高なんだけど。テレサ・テンの1stより。


A01 少年愛姑娘 - 鄧麗君

 

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