私は、いまをときめくドラゴンクエストウォーク、そしてリングフィットアドベンチャー、この２つのゲームを使って
今のお腹ぽっこりわがままボディから卒業し、シックスパックは贅沢ですが、せめて机にお腹が乗っからないくらいには引き締めたいと思っている。
最終的には片岡鶴太郎のようなスキニーなボディを…
とまでは思わないが、長年の不摂生がたたり、ずいぶんふしだらな体型をさらしているので、
ドラクエウォークのアプリ、そして任天堂SWITHでのリングフィットアドベンチャーの発売は天啓を得た、とばかりに飛びついた。
元来運動が嫌いで、なるべくなら日陰のすみっこにじっとしていたい私が、日光の下を地面を踏みしめて歩き、家の中で頭にタオルを巻いてエクササイズをすることができるのは、
この２つのゲームがモチベーションを与え続けてくれるから。
タニタの体組成計は伝えた。８６．７kgという体重は、「アナタノ身長デハヤヤ太リ気味デスヨ」、ということを。
ドラクエウォークを４ヶ月、リングフィットアドベンチャーを２ヶ月と少し行った私の体重はどうなったか。
今朝８時に測ったホヤホヤの体重
８１．９kg！
５kg弱削げ落とした。
だが、体重は日内変動が結構あるので、油断はできない。昨晩は７８．４kgだったし。
私の目標は８０kg。池中玄太と一緒。１週間の平均が８０．０kg台になること。
２つのゲームを汗かいて楽しめば、それも夢ではない様に思う。
ドラクエウォークでは外を歩く。散歩を趣味にしようと思っても、いつも同じ風景では飽きてしまうが、ドラクエウォークでは
いつもの町並みにある、なんでもない公園が魔物のすみかの洞窟になったり、廃れたお店が大きな街になったり、想像力とドラクエ脳を刺激してくれる。散歩に目的が加わるから、どれだけでも歩ける。
スマホを片手に歩いて、ドラクエの世界を冒険できる、夢みたいな話。
画期的！
一方、リングフィットアドベンチャーは任天堂SWITCH用のゲームで、SWITCHだからといって外に持ち出してプレイすることはできない。屋内のテレビの前で行うゲーム。
リングコンというコントローラーと、膝に巻くバンドで体の動きを感知し、画面の中のキャラクターが動く、という仕組みで
リングコンの押し引き、ももあげや腹筋運動、スクワットなどの運動をして敵を倒すRPG。
実に画期的！
バトルでは自分が筋肉を使った分、敵にダメージがいく。移動だって、普通のゲームなら親指でコントローラーのスティックを倒すだけで動くところだが、リングフィットアドベンチャーは、実際に足踏みをする、もしくはスクワットをすることでキャラクターが前に進む。
ドラクエウォークもリングフィットアドベンチャーも、自分が実際に動かないと強くならないし、敵を倒せない。
別の言い方をすると、自分が体を動かした分だけレベルが上がるし、ストーリーが進んでいく。体を動かしたことに対する報酬があるのだ。
これほどの強い動機付けがあれば、継続して運動することが可能。
受験勉強をしていた頃、ここまで問題を解いたらきなこせんべい１個食べて良し、とマイルールを決めて勉強していた頃を思い出す。人は報酬のために体を動かす。
ドラクエウォークはスマホがあれば基本タダ、リングフィットアドベンチャーは本体も手に入れるとなれば４万円くらいの出費（SWITCH Liteでは遊べないので要注意！）、楽しいフィットネス生活を送ることを思えば、安いのではないかと思う。
目標設定
私は86.7kgの体重を80kgまで落とし、さらに腹囲98cmのだらしないお腹を引き締める、という目標を立てた。
期間は半年。
目標の設定は大事な事。そして続けられるようにするには高すぎる目標は禁物。
目標を立てるときは、もう入らなくなったお気に入りのズボンをまた履けるようになりたい、とか、毎日５kmは歩く、とか具体的な目標の方がいいとされる。
私の短期目標は、とにかく毎日１万歩を目標に歩く。長期目標、体重と腹囲を目標値に近づける、とした。
そして、食事制限はしない、と決めた。食は楽しみだし、アルコールも好きだから今迄通り飲む。
不思議なもので、目標を立てると、食事制限はしないと決めてても、自然と食品表示のカロリー数のところに目が行くようになる。おやつもカロリー数の少ないものに手が伸びるようになった。スナック菓子は３００kcal以下のものを選ぶ様にしている。
アルコール（発泡酒）は糖質オフに。炭酸ジュースはカロリーオフの黒酢ジュースに。
食事に関して禁止事項は設けない。
食べたいものは食べるし飲みたい物は飲む。
私は自分を甘やかしつつゆるくダイエットしたい。
食べるけど、歩く。フィットネスする。シンプルな事。
ドラクエウォーク
ドラクエウォークのおかげで歩くモチベーションは常に維持できている。
私はしたいことをするだけで痩せていく、理想の形のダイエットだと思った。
ドラクエウォークを開発した方々に感謝。
やり込む人は別として、
課金しなくても十分に面白いのも魅力。
ドラクエウォークの楽しみの一つに、ふくびきがある。
ふくびきでないと強い武器や防具が得られず、だからこそふくびきが最大の課金ポイントなのだが、課金しなくてもそれなりにふくびきをひくことはできる。ストーリーをクリアしたり、イベントをクリアしたり、たまにプレゼントでもらえたり。
そして、歩いた歩数によって（道のあちこちに配置されている壺を割ったり、敵とバトルして）たまるマイレージというのがあるが、それをふくびきけんに換えることもできる。
なので、十分に強い武器や防具を得られるチャンスがある。運にも左右されるが、そこそこの装備は揃うし、大概の敵はレベルを上げる事で粉砕できる。粉砕できない敵は無視しちゃう。無視、無視。
私はスマホにイヤホンをつけて、天才作曲家すぎやまこういち氏のスコアを楽しみながら歩いているが、さすがに毎日だと飽きてくるので、
設定でＢＧＭを０にして、
薄く効果音だけ鳴るようにして、
音楽アプリspotifyを同時に立ち上げて
好きな音楽を聞きながらスマホはポケットに入れてウォークモード（自動でバトルしたり回復するモード）にして歩いている。効果音が鳴るので、ピンチの時とか通信障害でゲームが中断している時（たまにある）などは聞いて分かる。
私は音楽アプリはspotifyを使っている。（プレミアム会員になると、月に１０００円ほどで、５０００万曲が好きに聞ける。無料でも利用できるが、広告が挟み込まれる。）
この文章を書いている時点では、メインストーリーは５章まであって、レベルの天井は５５。
私はメインストーリーは５章まで終わらせているが、期間限定イベントが次々に解放されるので楽しみが尽きない。
新しいイベントが解放される日はあらかじめ予告されるが、その日はウォーキング友達と一緒に歩くようにしている。
友達と一緒に目的地に行ったり、知らない街を歩いたりするのが殊の外楽しい。
ランチやお茶も楽しんだり。ラジバンダリ。
ドラクエウォークは、アプリをずっと立ち上げっぱなしなので、電池を消費する。私のスマホでは１時間で２〜３０％くらい充電がなくなる。なのでモバイルバッテリーは必須。
私はこれを愛用している。２回分の充電が可能。リュックの中でもそれほどかさばらない。
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ある日の休日は、１時間半歩いて映画館に行き、映画を見ている間にモバイルバッテリーで充電して、１時間ショッピング、１時間半かけて帰る、という感じ。
必須な物は、良い運動靴。私はアシックスのエアー入りのやつを履いて歩いている。底の薄い靴は、足の裏が痛くなったり、膝を悪くするのでおすすめできない。
服装も、動きやすいものを。あまりタイトなジーンズとかだと肌が擦れたりしてなにかしら不具合が出る。摩擦でかゆくなったりとか。日よけに帽子もあったらいい。寒い日はマスクをすると、肺に冷たい空気がダイレクトで入らないし、喉を乾燥から守る。
バッグはリュックがおすすめ。両手が空いてスマホの操作がしやすく、肩への負担が均等なので、姿勢を悪くしない。
あと、これはあまり大きな声では言えないが、私はたまに尻がこすれて切れ痔のようになるので、予防に白色ワセリンを塗っている。知り合いの看護師いわく、化膿している場所以外はどこでも塗って良い、とのこと。肛門に塗って歩くと潤滑油となって肌がこすれず、具合がいい。ワセリンの用途はたくさんある。リップクリーム代わりにもなる。肛門の話をした後でアレだが。
リングフィットアドベンチャー
ドラクエウォークで歩いて２ヶ月。
しかしやはりのんびり有酸素ウォークだけではダイエットとしては頭打ちのような気がしてきた。４kgほど落ちたのち、体重が減っていかない。
なんとなく決め手に欠いているのを感じていた11月4日、ＳＮＳである商品が紹介されているのを目にした。
これ。
それまで全く知らなかったし、ガッキーがやっているというＣＭも見たことがなかった。
Nintendo Switch リングフィット アドベンチャー TVCM 冒険篇1
コレだ！と直感して、すぐさま販売店へ行ったが、売り切れ。2軒目も売り切れ。3軒目も売り切れ。ＳＮＳの紹介記事では品薄と書いてあったので、望みはないのかとあきらめかけていたところ、４軒目のＧＥＯに、なぜかたくさんあった。ＧＥＯすごい。
その後、さらに手に入りにくくなり、任天堂がお詫びまで出す事態になったが、あの時手に入ったのはどうやら本当に幸運のようだった。
フィットネス+ＲＰＧというスーパーコラボ。
運動が嫌いで、それでもこれまでに何度か筋トレの日課を続けようと挑戦してきましたが、その都度挫折。モチベーションを維持するのはかくも難しいもの。
だが、ＲＰＧとの組み合わせということは、これだけ運動をがんばればレベルが上がる、アイテムが手に入る、など報酬系のドーパミンが分泌される、「ニンジンをぶら下げられた馬」になっていくらでも走ることができる。
リングフィットアドベンチャーは、車のハンドルみたいなコントローラー（リングコン）と、太ももに巻くバンドで身体の動きを感知して、画面内のキャラクターの動きとリンクさせる。
リングコンはかなりしなりますが、これを押し込んだり引っ張ったりして運動する。これだけで結構筋肉を使うのが実感できる。
ユニークなのは、例えばスクワットを１回行うと、敵にダメージが入る、といったバトルシステム。敵の攻撃を受ける時も、リングコンをお腹にあてて、手と腹筋を使ってリングコンを押し込むと防御ができる、といった具合。
なので敵の一群を倒すために、腹筋運動を何回、腕を鍛える運動を何回、足を鍛える運動を何回、と繰り返していく必要がある。
１戦終えるだけで、運動が得意でない私なんかはへとへとになる。
移動はその場で足踏みすることでキャラクターが走り出すが、私の家は賃貸で下の階に人が住んでいるので、サイレントモードに設定している。軽く足を曲げることを繰り返す事でキャラクターが走り出す。
マリオの様に１面、２面とゲームを進めていく方式で、一つの面をクリアして、マップの途中にあるミニゲームをして、町の人のクエストを１こくらいして、身体を動かしている時間が１０分を超えると、「もう休みませんか」と促してくる。
実際、１０分も動けば結構な疲労感です。前後のストレッチを加えると、１日２、３０分くらいのゲーム時間。
なのでお風呂を沸かしている間にちょこっと、という感覚でプレイでき、お手軽感がすごい。
これなら続けられそう…！
噂では、このくらいのペースで全部クリアするのに３か月くらいかかるプログラムだとか。
まとめ
ドラクエウォーク４ヶ月、そしてリングフィットアドベンチャー２ヶ月して、５kgの減量に成功。腹囲は、なんと９０cm。８cmもマイナスだ。
生活はメリハリのあるものへと変化した。朝起きて、リングフィットアドベンチャーをしてから出勤。体の動きが全然違う。軽い。朝の運動がこれほど効果的とは。
１０kmくらいの距離なら、車や交通機関を使うよりも歩いていこうかと思うようになった。生活の良い循環が生まれている。これは想定外の効果。
健康的な生活に憧れつつ、いやいやジム通いとか無理、とか思っていたが、ニンテンドーとスクエニが解決してくれた。
２０２０年１月２１日現在、リングフィットアドベンチャーはまだ価格高騰中の様子。
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