銀河の逃避行

今、万感の思いを乗せて汽車が行く

2020-03-01から1ヶ月間の記事一覧

志村けん。

訃報を受けて泣きに泣いた。 もうメンタルぐっしゃぐしゃ。 コロナは強敵すぎる。 今日は仕事がお休みで家にいたけど、この報を受けてから不安がのしかかってきて、気を紛らわせるために少しだけ散歩する。 額に冷えピタ貼って歩いてる人とすれ違ってびっく…

鈴木慶一に心酔して生きてきた。ファミコン「MOTHER」に始まって。

私の青春時代ははちみつぱいやムーンライダースに支えられていた。 はちみつぱいの「センチメンタル通り」は100億回くらい聴いただろう。「塀の上で」「センチメンタル通り」「薬屋さん」「酔いどれダンスミュージック」…。字面を見るだけでもきゅんとく…

S・ワンダーが世に知らしめたエフェクター、トーク・ボックス。歌謡曲での使用例は?

トークボックスというエフェクターをご存知だろうか。 このエフェクターを世に知らしめたと言われる、スティービー・ワンダーのこの動画を見ていただければお分かりになると思う。 Stevie Wonder- "Close To You" 1972 LIVE Talk Box (Reelin' In The Years …

実験精神の末に生まれたグループサウンズの珍曲たち。

GSの何が魅力って、1960年代終盤に世界中でロック・ミュージックが盛り上がり、多くの若者に支持されつつあった時に、日本も負けじと全国的に様々なバンドが結成され、もう百花繚乱のごとくであったのだが、それぞれのバンドが特色を出そうと実験精神旺…

作詞家・阿久悠が、オイルショックの時に暗い世相を明るくしようと思って編んだ詩とは。

作詞家の阿久悠が著した、『夢を食った男たち「スター誕生」と歌謡曲黄金の70年代』を読んでいる。 夢を食った男たち 「スター誕生」と歌謡曲黄金の70年代 (文春文庫) 作者:阿久 悠 発売日: 2015/07/17 メディア: Kindle版 スタ誕にまつわる回顧録で、むち…

みんなビートルズが歌いたい。日本歌謡界の珠玉のビートルズ・カヴァー。

みんなビートルズが好きだし、歌いたい。 日本の歌謡界にはビートルズのカヴァーが数多く存在する。 そんな中でも素晴らしい出来のカヴァーをご紹介。 「或る日突然」のヒットで知られる歌謡デュオ「トワ・エ・モワ」が初のロサンゼルス録音に挑んだアルバム…

作曲家・宇野誠一郎のジャズるアニメの主題歌たち。

宇野誠一郎という作曲家、特にアニメの分野で多く功績を残した作曲家であるが、作品数自体はそんなに多くないものの、ジャズやクラシックを大胆に取り入れたりして、類まれなるセンスを発揮している。 だいたい、一休宗純のとんち時代劇アニメ「一休さん」の…

宇宙空間に連れだされる歌謡曲。

入眠前に宇宙のことをぼんやり考えることがある。意識を銀河系に飛ばすと、頭の中は輝く星座で埋め尽くされ、さながら脳内プラネタリウムだ。どっちを向いても宇宙。太陽から光線が届いてふわっと浮遊感に包まれるといつの間にか意識を失い、眠りに入ってい…

ゲイ・レボリューション。才能豊かなLGBTQ歌謡曲。

LGBTQの方々との付き合いはないが、常々、才能に恵まれた人が多いなあ、と感じる。 音楽界だけ見回しても、フレディー・マーキュリーしかり、エルトン・ジョンしかり、槇原敬之しかり、だ。 まあ、LGBTQだから才能がある、ということは必ずしも言えないかも…

トイ・レコード・メーカーを勢いで注文したら。

勢いでポチっと予約してしまった。 シンセサイザーの時も、テルミンの時も我慢したのだけど、今回は我慢がならなかった。 学研の「大人の科学マガジン」、こんなものを発売するとは。 【Amazon.co.jp 限定】トイ・レコードメーカー 増量版 (大人の科学マガジ…

「昭和40年男」の「俺たちど根性世代」特集、根性についての私語り。

コンビニに「昭和40年男」という雑誌が並んでいたので買ってみた。 昭和40年男 4月号 「俺たちど根性世代」というコピーが目を引いた。 根性か…。すっかりアナクロな響きとなってしまった。 私自身、この根性という言葉に踊らされた時期もないではない…

プロコル・ハルム「青い影」がインスパイアして生まれた日本の名曲。

プロコル・ハルムというイギリスのバンドが1967年にリリースした「青い影」は全世界でヒットした。もちろん日本でも売れて、影響を受けたと語るミュージシャンも少なくない。 プロコル・ハルム、不思議な響きの名前だが、これはラテン語で「Beyond these…

大スターたちの見事にコケたデビュー曲をいとおしむ。

キラ星のごとき大スターの歌手たちでも、意外とデビュー曲は売り上げ的にこけちゃいました(瀬古選手)なことも珍しくない。 しかし、作家陣はデビュー作ともなれば力が入っているので、実は素晴らしい完成度の曲であることもまた珍しくない。 そんな、周囲…

歌謡曲に登場するヤラシイ果物。

歌謡曲に限らないが、エロティックな象徴としてしばしば果物が描かれることがある。 果物から連想されるのは、甘い、酸っぱい、渋い、果汁、果実、南国、熟す、たわわ、丸い、みずみずしい、フレッシュ、旬、などなど…これだけ並べるだけでも十分に想像を掻…

昭和女性アイドルのサンバ曲にハズレなし。

ようやく来る春をすっとばして、夏めいたトピックで申し訳ないが、常々思う事に、アイドルが歌うサンバ曲は本当に素晴らしいものが多いなあ、という事がある。華やかなお祭り感がアイドルのキラキラ度を上げるんだろう。 なんでサンバのことを思ったかという…

映画「ジュディ 虹の彼方に」でボロボロ泣いてきた。

※本稿は「ジュディ 虹の彼方に」のレビューで、ネタバレはないが、たとえネタバレしてても楽しめるタイプの作品ということを断っておく。 映画「ジュディ 虹の彼方に」が本日公開。早起きして公開日の一番早い上映を見に行ったのだが、新型肺炎の影響で映画…

黒い筒美京平を聴く。

作曲家、筒美京平の作品には好きなものが多すぎて、どれか好きなものを10曲あげろ、と言われたら、選別だけで三日三晩悩んだ挙句に熱を出して寝込んでしまい、結局選別できずに白旗をあげてしまうだろうと思う。 曲調も多種多様で、どの曲にも違った良さが…

バック演奏すんなりオーケー!のタワー・オブ・パワーが日本に残した録音。

タワー・オブ・パワーというサンフランシスコのファンク・バンドがいる。ヒューイ・ルイスのバックなども務めた実力派であるが、恥ずかしながら私は1枚もアルバムを聴いたことがない。 だが、日本の歌謡曲を通してなら、聞いたことがある。 日本のミュージ…

『ヴァン・マッコイ「ハッスル」に影響を受けた歌謡曲』認定審査会。

ヴァン・マッコイが1975年にリリースした「ハッスル」は、全世界で1千万枚以上売り上げ、ディスコ・ブームのきっかけになった。 ピッコロの音がさわやかなインストゥメンタル・ナンバー。時折挟み込まれる「ドゥ・ザ・ハッスル!」という合いの手が気持…