5日目。
4時起きで台北を5時発、1時間もかからず空港へ。
はるか空の上で、頭の中は帰ったら最初に何を食うべきか、という問題でいっぱいだ。第一候補はケンタッキー・フライドチキンの和風カツサンドとポテト、そしてビールの組み合わせだ。
第二候補は家の近所のラーメン屋のラーメンと餃子と、そしてやはりビール。
日式料理が早く食いたい、と思いながらも、ハンバーガーとラーメンが思いつくのが可笑しいね。要するに食い慣れたものを食いたいってことだ。
機内食を食べ、バッドばつ丸とにらめっこしながら旅を振り返る。
食事は、八角と紹興酒の味付けが私の口に合わなかったので、楽しめないことが多かった。6〜7割がこの味付けなので、もっと味付けにバリエーションがあったらなあ、と思った。
この旅行に向けてダイエットをはじめたのだが、腹が膨れるほど食を堪能することはなかった。
台湾ビールは美味しかった。日本のと比べると、コクはないがあっさりとしていて、程よくフルーティーな香りがついており、飲みやすい。
この金牌が定番。
フルーツは色々試す価値がある。運試しの様相もあり、釈迦と蓮霧、グァバ、バナナを試したが、蓮霧はりんごの食感、私が食べたのは蜜がなくてハズレ。
グァバはホテルバイキングで食べたが、これも青くてハズレ。
バナナは美味。日本で手に入るのと変わらない。
釈迦はとろーりと熟していて、糖度も高く、抜群に美味かった。
他にも、インドなつめ、マンゴー、パイナップル、ドラゴンフルーツ、スターフルーツ他たくさんフルーツがある。見た目のインパクトでギョッとするものもあるけど、勇気を出せば良い体験ができる。
トイレは、ペーパーを流しちゃいけない問題があるが、3日ほどで抵抗感は無くなった。うっかりトイレの中にポイしちゃうこともなくなった。ウォシュレットはついてない。
日本のトイレは本当に快適であることをTOTOとINAXとトイレの神様に感謝しなければならない。
父に便通を聞いたら、「おとといのが出た」というので、「♪ふつか〜おくれの〜便りをのせて〜」と「アンコ椿は恋の花」の替え歌をふざけて歌ったら、ちっとも受けなかった。
観光地は、見るべきものがあった。夜市、彩虹眷村、太魯閣、故宮博物館、九份…。台北の電飾ネオンが眩しい夜の光景も見ものだった。
写真は、台北の夜市の様子。
コロナウイルスで観光客が少なかったことも関係しているだろう。あまり人混みにストレスを感じることは無かった。
ビンロウ売りの文化、もう若い人はやらないらしいが、あれは面白い文化だ。高揚感を得られるというから、一種の麻薬、あるいはタバコのような嗜好品か。ただ、習慣化して長いこと嗜んだ人は、喉頭癌を患うんだそうな。一度試してみたかったけど、残念ながらその機会は訪れず。
ホテルは、歯ブラシを持っていくよう旅行会社からアドバイスがあったが、どのホテルにもアメニティとして用意されていた。もし無くても、セブンイレブンやファミリーマートを結構見かけたので、都市部だとそれほど困らない。
結構清潔で、快適に過ごせた。一箇所、シャワーの水圧が弱いところがあったくらい。トシちゃんみたいにシャワーな気分でない限りは、風呂をためれば良いだけの話だ。
台湾、充分に異国情緒を味わった。良い体験が出来たなあと、振り返って思う。
飛行機が着いたようだ。
ただいま!マイスウィートホーム。
我が故郷、ケンタッキー州。
結局、和風カツサンドのボックスに加え、カップ麺まで勢いで食べてしまった。八角に封じ込められていた食欲、復活す。