銀河の逃避行

今、万感の思いを乗せて汽車が行く

カタコト歌謡曲4選!ニホンゴの新鮮な響き

外人のカタコトを笑う風潮は好きではない。 逆の立場に立ったら、私の中2レベルの英語は、ほとんど意味をなさない空虚な音でしかないだろうし、知らず知らず人を侮辱する意味の英語のTシャツだって着ている可能性だってある。 しかし、カタコトの響きには妙…

石川秀美/Sea Loves You〜キッスで殺して〜 さわやかさに隠された倒錯世界

石川秀美はシブがき隊のヤックンとの結婚を機に引退した歌手、もしくは花の82年組として記憶されている方も多いと思う。 私もその印象しかなくて、後になって昭和歌謡が好きになり、レコードを掘りはじめてから彼女のことを調べたりした。 お茶の間レベル…

石坂智子/デジタル・ナイト・ララバイ どこがデジタルなのか探してみた

石坂智子(さとこ、と読む)。 浅学にしてこの方のことを存じなかったのだが、レコード屋でこのタイトルを見かけたとき、ピコピコなテクノ歌謡だと思い買った一品だ。 石坂智子をWikipediaで調べたら、 1979年(昭和54年)に行われた第1回東芝タレントスカウ…

中山美穂/ツイてるねノッてるね 妄想で鑑賞の仕方を間違えてしまった話

中山美穂、本人にとってはあまり愉快な歴史じゃないのかもしれないが、私の世代にとっては、やはり「毎度お騒がせします」なのである。 中学生の頃に再放送があり、思春期をピンク色に彩る素晴らしい性教育コメディードラマに私も夢中になった。板東英二のエ…

いしだあゆみ/渚にて 隣り合わせてはいけない2つのドーナツ盤

我が家では、レコードを箱にランダムにしまっているので、探すときに大変である。 細かくインデックスとかつけてジャンルを分けて収納すれば快適だろうと思ってはいるのだが、残念ながらその甲斐性はない。 あるシングル盤を探して箱を漁っていたとき、この…

林 寛子/仮病が上手な男の子 花沢さんの立ち位置を思う

林 寛子/仮病が上手な男の子 作曲 鈴木邦彦 作詞 千家和也 編曲 竜崎孝路 仮病が上手な男の子。 このタイトルを目にするたび、私はアニメのサザエさんにでてくる花沢さんのことを思い出さずにはいられない。 花沢さんの立ち位置、人なつこくて朗らかで、少…

大場久美子/ディスコ・ドリーム クーミンの芯はヤンキーに憧れる優等生

大場久美子である。 私は歌のあまりお上手ではない歌い手さんに興味をそそられるタイプで、その意味でクーミンは大好物だ。 歌が上手いということとは、どういう要素で成り立っているのか。音符通りに歌えるとか、ビブラートなどのテクニックが優れている、…

交感神経優位だな、と思ったときに聞く音楽アルバム3選

ストレスの多い現代…コンクリートジャングル…がんじがらめの管理社会…。 NHKの特集みたいな書き出しですが、 知らず知らずストレスを溜め込んで自律神経の切り替えがうまくできずに なんかしらんけどコーフンしたまま布団に入り込んでなかなか寝付けない、と…