ストレスの多い現代…コンクリートジャングル…がんじがらめの管理社会…。
NHKの特集みたいな書き出しですが、
知らず知らずストレスを溜め込んで自律神経の切り替えがうまくできずに
なんかしらんけどコーフンしたまま布団に入り込んでなかなか寝付けない、ということはよくあることです。
寝るまでの間に、自律神経の交感神経→副交感神経のスイッチを押したいところですが、
なかなか気持ちがぶくぶく泡立って落ち着かない。もやもやする。
ストレスも慢性化するとさまざまな症状が出てきます。
- 疲れやすくなる
- 胃腸の調子が悪くなる
- ちょっとしたことが面倒くさく思える
- 風邪をよく引く
- 食欲が落ちる
- いらいらすることがふえる
- 仕事をする気が起きない
放っておくとうつ病や不眠症など怖い病気が待っているかもしれません。
そんなときは朝に日光を浴びて、昼は適度に運動して、夜はきちんとお風呂に入って、食後のお茶でもすすりながら
ゆったり音楽を聴くことをお勧めします。
音楽の海に浸って、やすらぎを取り戻しましょう。たまったストレスを追い出してからまた明日の活動に備えてぐっすり寝ましょう。
以下に挙げる3選は、私が癒されるわー、と思うアルバムで、デジタル音楽配信サービスspotifyに作品があるものを挙げています。
1.
ハイラマズはショーン・オヘイガンというビーチボーイズフリークを中心人物に90年代に結成されたバンド。アルバムごとにエレクトロニクスを取り入れたり、もろビーチボーイズなアプローチをしたり、変化を繰り返しながら活動していますが、最近はよりアコースティックな雰囲気の傾向に寄っています。メロディーは感情の起伏が少ない、素朴なものですが、楽器の使い分けとかコーラスの入れ方とかが絶妙なセンスなので、上質なポップスに仕上がっています。適温の薬湯に浸っているような、非常に心地よいアルバムです。
The High Llamas - Dorothy Ashby
2.
クラッシックです。ハープ1本でドビュッシーやラヴェルの作品を、ものすごく繊細に奏でています。録音もよくて、広い教会の中で演奏しているかのような反響音が耳に心地よいです。平凡なたとえですみませんが、天国にある泉で天使たちが湯浴みしているような、とにかく天国みのすごいアルバムです。私の葬式ではこれをかけてほしいです。
Alphonse Hasselmans - La Source
3.
モリー・ドレイクは、息子さんがニック・ドレイクという夭折のミュージシャンとして有名なのですが、自身も詩人でピアノを弾いて歌うことを生活の喜びとしていました。このアルバムは、彼女が1950年代に私的に録音したものなので、録音状態は決して良くないのですが、良くないのですが、これが良いのです笑。さーっと言うノイズが乗っているんですが、それも含めての作品として鑑賞しましょう。シンプルな歌とピアノですが、妙に心にしみいってきます。幼い日のひだまりの思い出に、風にそよぐカーテンに、そぼ降る雨だれのリズムに、優しく抱きしめられる、そんなアルバムです。
いかがでしたでしょうか。妙に心が焦っていたり、ストレスで疲れていたりするときは、音楽の力を借りてやすらぎの環境に身を置いてみてはいかがでしょう。