ついに、リングフィット・アドベンチャーをやり続けて累計70日を過ぎた。
ドラクエ・ウォークによるダイエット計画を思いついたのが9月半ばで、11月にリングフィット・アドベンチャーを導入。
当初の目標の一つであった半年で80kgを切る、という難関はどうやらクリアできそうである。
5ヶ月前には86.7kgあった体重は、今は日によっては80kgを切る日もあり、6〜7kgの減量には成功したと言えるだろう。
リングフィット・アドベンチャーをプレイする70日の間、風邪をひいたり仕事で帰りが遅くなってしまった日は特に躊躇なく休むことができた。なぜなら、画面の向こうで「休むことも重要だよ」と優しくアドバイスしてくれるからである。
このアドバイスがいつも優しいのだ。「好きな食べ物は制限ばかりしてたらストレスになるからたまにはご褒美で食べよう」、とか、「体が筋肉痛で痛む時は無理しないで休んで」、とか適度に甘やかしてくれるので、「もう…!またそんな優しいことばかり言って!」と思いながらも甘やかされてしまう。
でも、そんな甘い言葉とは裏腹に、ゲームプレイで要求される運動はなかなかにハード。
例えば、このロシアン・ツイスト。
画像のように、床に座った姿勢でリングコンを持った両手を右に左に動かして上体をひねる運動なのだが、あくせく頑張っていると、「足を浮かせると運動負荷が上がるよ!」と爽やかな声で鬼のようなアドバイスを送ってくるのだ。
確かに足を浮かせながら体をひねっていると、腹筋がじんじんしてくる。これは効く。
ところで、ロシアン・ツイストって、なんでそんなスペツナズな名前なのかと調べたら、本当は重いダンベルを持ちながら体をひねる、地獄のトレーニングだった。軍隊で採用されたりしてるのだろうか?とにかく腹筋が9つに割れそうなハードさである。私にはリングコンがちょうどいい。
次、お気に入りの運動、舟のポーズ。これも腹筋に効くやつ。
リングフィット・アドベンチャーでは、腕、足、腹、ヨガという4つのカテゴリー別に技が分かれているが、この「舟のポーズ」はヨガに分類されている。
ヨガって、もっとこうゆったり動くみたいなイメージなのだけど、いや、確かにゆったりした動きなのだが、床につけたお尻を軸に、頭と足をゆっくり上げてお互いを近づけたり遠ざけたりする、て腹筋からブルブルとバイブ音がなるくらい震えるのだが。
こんな過酷なことを要求されるなんて、 ひどい、とは思わない。「汗が輝いてるよ!」「筋肉が喜んでるね!」などとマッスルミュージカルな声が浴びせられるからだ。人は応援されていると思うと頑張れる生き物なのだ。これはリングフィット・アドベンチャーをするまで知らなかった。
朝食後から出勤前までの30分、もしくは帰宅してから夕食を食べるまでの30分間をリングフィット・アドベンチャーに当てる、ということが習慣化してきた。
多分、これからますます痩せて、片岡鶴太郎のようなボディを手に入れる日は遠くないように思う。最近、シュッとしたね、と声がかかる日も増えてきたし、鏡の前に立つのがこんなに楽しみになるとは思わなかった。ありがとう、ニンテンドー。